「持病持ちでも、治験に参加できるのか?」と疑問に思う方は多いでしょう。治験は「健康な人だけが対象」というイメージを持たれがちですが、実際には持病をお持ちの方を対象にした治験も多数存在します。
本記事では、疾患をお持ちの方が治験に参加できるのか、その条件や注意点などを詳しく解説します。
持病持ちでも治験は受けられる?

それではまず、治験の概要を説明し、その上で持病持ちでも受けられる理由を解説します。
そもそも治験とは?
治験とは、新しい薬の有効性や安全性を確認するために行われる臨床試験のことです。厚生労働省の承認を受ける前に、健康な成人や疾患を持つ患者さんを対象に実施されます。薬が体内でどのように作用し、どんな副作用が起こる可能性があるかを調べることが主な目的です。すべての治験は厳格な安全管理のもとで実施されます。
持病持ちでも受けられる?
結論から言えば、持病があっても治験に参加できる場合があります。実際、糖尿病や高血圧、脂質異常症、喘息など、慢性疾患を対象とした「患者治験」は数多く行われています。これらの治験は、すでに病気と診断された方を対象に新しい薬や治療法の有効性を確認するもので、医療の発展に欠かせないのです。
ただし、すべての持病が対象になるわけではありません。病状の重さや合併症、服用中の薬によっては安全上の理由から参加できないこともあります。参加の可否は、医師の判断のもと、健康状態や服薬状況、既往歴を総合的に確認して決定されます。
疾患をお持ちの方向けの治験とは?
疾患をお持ちの方を対象とした治験(患者治験)は、既存の治療法や薬では十分な効果が得られていない病気に対して、新しい治療法を検証することを目的としています。対象疾患は幅広く、以下のような領域で募集が行われています。
- 生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)
- 呼吸器疾患(喘息、COPDなど)
- 消化器疾患(胃潰瘍、肝疾患など)
- 精神・神経疾患(うつ病、不眠症など)
- 皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、乾癬など)
これらの治験では、現在の治療を続けながら新薬を併用する場合や、治験専用の薬などに切り替えて経過を観察する場合があります。試験内容によって通院型と入院型があり、定期的な検査や診察を受けながら安全性が確認されます。
治験に関わる費用はすべて治験実施機関や製薬会社が負担し、交通費や時間的負担を考慮した「負担軽減費」が支給されるケースもあります。
持病持ちで治験に参加する際の注意点

持病持ちの方が治験に参加する際の注意点として以下のことが挙げられます。
主治医に相談する
現在治療中の方は、必ず主治医に相談しましょう。治験薬と現在使用している薬の相互作用や、症状への影響などを確認することが大切です。主治医の了解を得たうえで参加することで、より安全に治験に臨めます。
説明をしっかり聞く
治験参加前には「インフォームド・コンセント」と呼ばれる説明が行われます。治験の目的、方法、リスク、副作用、スケジュールなどを十分に理解し、納得したうえで同意することが重要です。不明点は遠慮せず質問しましょう。
無理に参加しない
治験は自発的な協力によって成り立っています。体調や生活に支障を感じた場合、参加を辞退するのも自由です。また、治験の途中でも本人の意思で中止できます。無理をせず、自分の体を最優先に考えましょう。
医師やスタッフの指示を守る
治験中は飲酒や喫煙、食事などの制限が設けられる場合があります。特に血糖や血圧に影響する生活習慣は、データの正確性に関わるため、医師やスタッフの指示を守ることが大切です。
治験に興味がある方へ
持病をお持ちの方でも、条件を満たせば治験に参加できる可能性は十分にあります。新しい薬の開発に協力しながら、自分自身の病気に関する最新の医療情報を得られる貴重な機会でもあります。安全性は徹底的に管理されており、参加にかかる費用もありません。
治験GO!について
「治験GO!」は、治験ボランティアを募集する専門サイトです。疾患をお持ちの方向けの治験情報も多数掲載しており、条件や地域から簡単に検索できます。応募から参加までの流れを丁寧に案内してくれるため、初めての方でも安心して利用できます。
「治験GO!」の詳細はこちら
メディカル・アート・ラボラトリーについて
1990年の設立以来、30年以上にわたり医療分野における検体検査を中心に事業を展開してきた企業です。
血液検査に関する豊富な知見と技術力を強みに、検査精度の高さと医療機関との連携を通じて、患者の安全と医療サービスの質向上に貢献してきました。
当社は治験サポートや被験者募集にも注力しており、「治験GO!」を通じて疾患をお持ちの方にも安心して参加できる治験環境を整えています。
