治験は学生・未成年でも参加できる?注意点などを解説

治験は学生・未成年でも参加できる?注意点などを解説

大学生や専門学生の皆さんの中には、学費や生活費を補うために高額バイトを探している人も多いのではないでしょうか。
そんな中、「治験」という選択肢が注目を集めています。短期間で数万円〜数十万円の負担軽減費(謝礼金)がもらえるケースもあり、学生に人気の手段の一つです。
しかし、「本当に学生でも参加できるの?」「未成年でも問題ない?」「危険じゃないの?」という疑問もつきものです。

このコラムでは、治験の基本から学生向けのメリット・デメリット、注意点までを詳しく解説します。

治験は学生・未成年でも参加できる?

それでは、治験の基本的な情報を整理した上で「学生・未成年でも参加できるのか?」について言及していきます。

治験とは?

治験とは、新薬や新しい治療法の有効性と安全性を確認するための臨床試験のことです。厚生労働省の厳格なガイドラインのもと、医療機関や治験施設で実施されます。大きく分けて、健康な人を対象とした「健康成人治験」(フェーズI)と、患者を対象とした「患者治験」(フェーズII〜IV)があります。

学生がよく参加するのは前者の健康成人治験で、薬を服用したり注射を受けたりした後、採血や検査を通じて体への影響を観察します。通院タイプ(日帰りや数回の通院)と入院タイプ(数泊〜数週間)があり、入院タイプの方が拘束時間が長く、報酬も高くなる傾向があります。

学生・未成年でも参加できる?

結論から言うと、大学生(18歳以上)であれば多くの治験に参加可能です。日本では2022年の民法改正で成人年齢が18歳に引き下げられた影響もあり、18歳以上を対象とした募集が増えています。特に健康な大学生は採用されやすく、春休み・夏休みなどの長期休暇時期に募集が集中します。

一方、高校生や18歳未満の未成年は基本的に参加が難しいです。ほとんどの治験は成人(18歳以上または20歳以上)を対象としており、未成年に対する倫理的・医学的な配慮から制限されています。インフォームド・コンセント(十分な説明を受けた上での本人の同意)が必須ですが、未成年においては有効な同意ができないため、保護者の同伴・同意が必要になるケースでも、健常者対象の治験ではほとんど募集されません。

例外として、ニキビ治療薬、アトピー、花粉症、ワクチンなどの小児・未成年向け治験(患者対象)では、保護者の同意があれば参加できるものもありますが、数としては非常に限定的です。高校生が気軽に参加できる「治験バイト」はほぼ存在しないと考えておいた方が良いでしょう。

学生が治験に参加するメリット・デメリット

学生が治験に参加するメリット・デメリット

次に、学生が治験に参加するメリット・デメリットを解説します。

メリット

高額報酬で短期間にまとまったお金が得られる
一般的な学生バイト(時給1,000〜1,500円程度)と比べ、治験は日給換算で数万円になることも珍しくありません。例えば、2泊3日の入院治験で10〜20万円、日帰りや通院複数回で数万円が相場です。長期休暇中に集中して参加すれば、学費や旅行代、PC購入資金などに充てられます。

無料で精密な健康診断を受けられる
事前検診で採血、心電図、身体測定などが行われ、自分の健康状態を詳しく知ることができます。通常の健康診断ではそこまで詳細な検査は受けられません。

学業への影響は少なく就活で有利になる可能性も
入院タイプは拘束時間が長いですが、投薬日以外は自由時間が多いため、病室で勉強やレポート作成が可能です。長期休暇に合わせやすいのも学生向きです。また、社会貢献度が高いボランティア経験として、就活のエピソードに使えるという声もあります。

栄養管理された食事が提供される(入院時)
入院中はバランスの取れた食事が3食無料で出るため、普段の食生活を見直すきっかけにもなります。

デメリット・注意点

副作用のリスクがある
未承認薬を投与するため、予期せぬ副作用が出る可能性はゼロではありません。頭痛、吐き気、発疹など軽度のものがほとんどですが、稀に重いケースも報告されています。事前説明会でリスクをしっかり確認し、納得してから参加しましょう。

拘束時間と生活制限が厳しい
入院中は外出・飲酒・喫煙禁止、他の薬の服用制限などがあり、自由が大きく制限されます。通院タイプでも複数回の来院が必要です。試験期間中は予定を入れにくいため、アルバイトやサークルとの両立が難しい場合があります。

連続参加に制限がある(4ヶ月ルール)
一度参加した後は、通常4ヶ月以上の間隔を空ける必要があります。連続で高収入を得るのは難しく、「治験だけで生活」は現実的ではありません。

税金・扶養の影響
治験の謝礼金は「雑所得」扱いとなり、年間20万円を超えると確定申告が必要です。親の扶養に入っている学生の場合、雑所得が一定額を超えると扶養控除の対象外になる可能性があります(給与所得103万円の壁とは別)。勤労学生控除を活用すれば130万円まで無税になるケースもありますが、事前に親や税務署に確認を。

学生が治験に参加する際の注意点

学生が治験に参加する際の注意点

まず、信頼できる実施医療機関やSMO(治験施設支援機関)を選びましょう。説明会でリスク、副作用、拘束内容、謝礼金の支払い方法などをしっかり聞き、疑問点はすべて解消してから同意書にサインしてください。途中で不安を感じたら、自由意志で辞退可能です(ただし一部の治験では途中離脱にペナルティがある場合も)。

また、健康状態を良好に保つことが重要です。事前検診で不合格になると参加できないため、普段から飲酒・喫煙を控え、バランスの良い生活を心がけましょう。過去4ヶ月以内に他の治験に参加した人は応募不可です。

扶養や税金の心配がある方は、参加前に親と相談するか、専門サイトでシミュレーションをしたほうが良いです。学生特有の「長期休暇を活用」戦略が成功の鍵です。

治験に興味がある学生の方へ

治験は、社会の医療発展に貢献しながら、自分の健康チェックとお小遣い稼ぎを両立できる貴重な機会です。特に大学生は体力もあり、スケジュール調整もしやすいため、適した選択肢と言えます。ただし、リスクを正しく理解し、無理のない範囲で参加することが何より大切です。

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